卒園した君へ。父からの手紙
入園から卒園まで早いもので3年
濃紺の制服にちょっと大きめの帽子。
まだ3年しか経っていないのかと思うくらいに大きくなったよね。
初めてのバス登園で、「行きたく無い!」とか言って、泣いちゃって父にしがみついて離れない。
そんな不安と、淡い期待してたんだけど、君は一目散にバスに飛び乗って行って、逆にコッチが寂しくなった事をまだ鮮明に覚えています。
まだこんなに小さかったのに、本当に大きくなったんだよね心も体も。
気がついたらいなくなっている所は全然変わんないけどね笑
「本当にちゃんと幼稚園で過ごしていけるのだろうか」
「お友達はできるだろうか」
君はそんな父と母の心配もあっけなく裏切ってくれました。
初めての「父の日参観」ってのも行ったんだけど、父は本当に驚いた。
「え?こんな事できるようになったの?」って。
そんな君の成長への驚きの連続は、とても嬉しくて。でもちょっと離れて行くようなさみしい気持ちもあり。
でも一生懸命作ってくれた作品は今もちゃんとしまってあるんやで。
こん時のはホンマに嬉しかったな。
もう今では首が折れるかもしれないからしないけど、肩車も大好きやったよね。
そういえば、自転車もほとんど教える事なく乗れてしまって、「パパ!離したらあかんで!」とかいって、自転車の後ろを持つ手を離してみたりして、いつか乗れるようになったりみたいな経験も出来ず、嬉しいような悲しいような(笑)
そんな気持ちだった事も思い出します。
いつも君はそういう心配をよそに、そうやってやってのけちゃってくれるから。
初めての運動会。
こん時父も頑張った。正確には父の従兄弟が頑張った。
君を1番かっこ良く撮れる場所探しに笑
他のお友達よりも、一回りくらい大きな君はだいたいかけっこでは負け無しやったよね。
背が高いから見つけるには助かったけど、初めて尽くしで父も母もハラハラドキドキして見させてもらってたよ。
何事も全力で取り組む姿勢には父もたくさんの勇気をもらった。
この頃、何かいつも見えない誰かと戦ってたよね笑
あ、今もか。
でも何か戦いの嫌いな君は戦隊物とかには全く興味がなく、もっぱら「トミカ」「プラレール」に夢中でした。
あ、今もか。
そうこうするうちにお店がOPENしたんだけど、あの時はバタバタしていたから、全然遊んであげれなくてごめんね。
でも君が「頑張って」って言ってくれたの覚えてる。
だから父は全然しんどく無かったよ(溶連菌以外はね)。
大きな事といえば、年中さんになる直前に、君に弟が出来たよね。
覚えてるかな?
「ママと帰りたい」って病院でずーっと泣いてたの。さっきまで弟の事楽しそうに見ていたのに、堪えてたものが溢れちゃったんだよね。
お兄ちゃんなったって言ってもまだ4歳の君には辛かったんだろうね。
ママが大好きな君は、あの時はずっと我慢していたしね。
年中さんを迎えてまた一つお兄さんになって。できる事も増えたよね。
この頃からかな?
毎日のように怒られるようになったのは笑
この頃からかな?
何かを「知りたい」と強く思いだしたのは。
もらった図鑑持って水族館行ったし。何かにつけて「これ何?」「何これ?」
って知りたい事だらけやったんやろうな。
だんだんヘアスタイルにも小うるさくなって来たのもこの頃(笑)
「短くしろ」だの「ここはあんまり切らないで」だのこだわり出て来たよな〜。
「とりあえず色々経験させたい」という親の身勝手は楽しんでもらえただろうか。
あんまり休日に家にいる事が少ない時期だったので、限られた時間で少しでも楽しめたのだろうか?と思う。
色々な表情をしたり、幼稚園で誰から教わったのか下らない事言ってみたり。
いっつも寝癖で時間なくて幼稚園そのまま行ったり。
美容師の息子よ・・・その後頭部の寝癖は遺伝というものなのだよ。ははは
年中の運動会も超頑張ってたよね。
心から楽しんでいたのが伝わったよ。(寝癖だったけど)
七五三では衣装のおかげで、めっちゃカッコよく出来たんよね。
あの時の手紙も大切にしまってあるよ。
今では字もたくさん書けるようになったし、上手になってきたよね。
年長さんになってからまた一気にお兄ちゃんになった様な気もするけど
怒られる頻度も一気に上がった様な気がするのは気のせいだろうか?笑
そういえば、父は凄い心残りな事があってね。
それってのが「父親参観で飛行機を上手く作ってやれなかった事」
あん時もっとちゃんと作ってあげれたら、もっとちゃんと飛んだのにな・・・
という父の心残り・・・。すいませんでした。。。
でも年長になって1番嬉しく感じた事もあってね。
弟を送り届けに言った時、フラっと君の教室に寄った事があって。
友達に囲まれている君を見て、めっちゃ人気者なんだなぁって思えた時があって、それが凄く嬉しかった事を覚えてる。
基本優しいからね君は。
何事も全力フル装備なのは、割と父と似てるのかな笑
無駄に荷物多い人。
自分では分からないけど、周りにはそう言われる事も多いんだよ。
まぁこの浅さで「それいらないよね」っていう。
こういう所にいっつも笑わせてもらってるんだけど、君は多分いっつも本気なんだよね。
臆病なところも多いんけど、好奇心は旺盛で「やるなら全力」「やらないなら全っ然」みたいなところが父そっくりなんだよ多分。
幼稚園最後の運動会は父も母も感動したよ。
父は泣かなかったけど凄く感動した。
かけっこでも出遅れてもブッチギリだったもんね。
君が年中の時、その時年長さんだった子達の演技みて父は「こんなん来年できるんかいな?」って思っていたけど、お友達みんなで見事にやってのけたよね。
凄く練習して凄く頑張ったんだろうなと思ったよ。
一生懸命教えてくれた先生たちにもありがとうだね。
こうして3年の月日とお別れをして。
大きく成長した君は次はついに小学生。
きっと楽しみにしてるよね
まだまだおふざけ三昧な君だけど、父は心配はしていないよ。
いや、本当は心配で心配でたまらないんだけど笑
朝はもっと早く起きないとダメなんだよ?
今まではバスが迎えに来てくれていたけど、小学生になったら20分くらいは歩いて行かないとダメだし、もっと年上のお兄ちゃんお姉ちゃんの言うこともちゃんと聞いて登校しないとダメなんだよ?
小学校の先生も優しいんだろうけど、幼稚園の先生ほど優しくはないと思うよ?
なんてあげたらキリがないくらいに心配事がたくさんあるんだよ。
でもね。
父は幼稚園での3年間の君の成長を父なりに見てきて思ったんだよね。
「きっと君なら大丈夫」って。
どこのお父さんもお母さんも同じなのかもしれないけどね。
父は君の可能性だったり、根っこの優しさだったり、負けず嫌いだったり、勉強熱心なところだったり、好きな事には手を抜かないところだったり、おふざけが過ぎるところもあるけど割と真面目だったり。泣き虫だったり。
色々な君がいて
父はそんな色々を全部ひっくるめて君を信じているから。
これから小学校に上がると、幼稚園の様に自由ではないかもしれない
楽しい事の方が多いかもしれないけど、もしかしたら悲しい事もあるかもしれない。
笑って毎日楽しく過ごせたら1番いいけど、もしかしたら泣きたくなる事も、逃げ出したくなる事もあるかもしれない。
でもそれでいいんだよ。
父も母もそういう事を経験して今君の父と母をしているんだよ。
もし一人でどうしようもないなら頼りなさい。
まだ小さい君には少し厳しいのかもしれないけど、自分で解決できることはどんなことでもいいし出来る事だけでいいので頑張りなさい。
君に「こうあって欲しい」と願っていなくもないけど
それよりも
君が「こうなりたい」という気持ちを大切にしなさい。
父は必要なら君を助けるし、父が君に出来ることはしよう。
人生は1度きりだ。
思うように生きればいい。
父も母も美容師だが、君は好きな様に選べばいい。
むしろ消去法で選ばれるならこっちから願い下げだよ。
父と母は君の親だが、君の人生は君のものだ。
僕らのものではない。
息子よ。
楽しみなさい。
君の小学校生活もその先も。
未来はきっと明るいものだし、そうある様に父も母も頑張ろう。
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